「思考の整理学」

ヨドバシAkiba内にある有隣堂で平積みされており、帯の文句に惹かれて購入しました。

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

帯にはこう書かれていました。「”もっと若い時に読んでいれば…”そう思わずにはいられませんでした。 さわや書店 松本大介さん 1986年発売以来の超ロングセラー」かなり強気というか、期待させるので、一体その実態はどれだけのものか?と購入したわけです。後から考えたらこの帯の言葉は秀逸ですね。「若い時に読む」と決められることで、「また今度買おう」とは思わせない強さがある。

読みやすい

「考える」ということに関して書かれているのだが、6ページ位のエッセイスタイルで構成されており、中身の濃さの割にはとても読みやすい。
20年以上前に出版された書籍なのだが、全く古くなっていない内容はとても参考になる。

思考に対するヒントが満載

本書は著者があとがきで「ハウツウものにならないようにしたつもりである」と書いているように、読んだからといってすぐに何かテクニックが身につく類の書籍ではない。しかし、考えるときにどうしたら思考を深めることが出来るのか?ということがたくさん載っている。
私が今までいろいろ考えているときにいくつか思っていたことなども書かれていたりして、そういうことを改めて知ることができたりして、とても良い本である。
思考するために何か良いアドバイスはないか?というときに本書を読むと得られるものは多いでしょう。そういう自分で何かを得ようと読むべき本である。

外山氏の著書

結構面白かったので、機会があれば別の本も読んでみたいと思っている。以下にメモしておきます。

大人の日本語―30歳からの「絶対語感」の磨き方

大人の日本語―30歳からの「絶対語感」の磨き方

知的創造のヒント (ちくま学芸文庫)

知的創造のヒント (ちくま学芸文庫)