「似ッ非イ教室」

この本も古本屋で「爆笑問題のピープル」と一緒に買った1冊です。

似ッ非イ教室 (講談社文庫)

似ッ非イ教室 (講談社文庫)

これまで清水氏の作品は読んだことがなかったので、どういう文体であるのか?とか、どういうテーマで書いているのか?など全く知りませんでした。しかし、店先でちらっと中を見て、10ページ程度のコラムが載っているので、自分の読みたくなかったモノだとしても読みやすそうだな、と思い、買ってみた次第です。
1989年から1991年の間に「小説現代」で連載されていたコラム集です。

嘘か真かの斜め上

本書に載っているコラムはどれも面白い。ただ、誰にでも勧められるものでもないのも事実だ。
例えば、「日本語の乱れ」。これを読んで、何がどう面白いのか?それを誰かと話すことで、その人の知性とかが見えてくるような気がする。
もちろん、自分がすべて分かったわけでもないので、私がこのコラムについて誰かと話して自分の知性を見透かされることもあるわけですが。

意見交換ネタ

コラムとか文章を誰かと話すことでお互いの知識を増幅させることが出来ることは確かである。そして、それに近いことが、blogを通しても行われたりしていて、それはそれでいいのだが、決して対面した上での話をする行為を代替はできない。
それを心のどこかに置いておくだけで、今度誰かと話をしたときにその重要性を再確認できるかもしれない。