「ホルムヘッドの謎」

仕事がかなりきつい最近ですが、たまたま帰宅できた日に、気になっていた古本屋にフラっと入って、なんとなく気になったものを、あまり考えずに購入。
少しずつ読んで、読了してたのですが、書く暇がなかったので、いまさらですが、メモしておく。

ホルムヘッドの謎 (文春文庫)

ホルムヘッドの謎 (文春文庫)

林望、その名前はどこかで目にしていたけど、作品を読んだことはありませんでした。
この作品は彼が書いてきたエッセイの間を埋めるようなエッセイ集。
ホルムヘッドの謎」…ホルムヘッドに行ったときの小さな話。団体旅行では見つけられない何かがあった、という、今ではありきたりというか普通の考え方をアピール。
「地図の書けないイギリス人」…道の捉え方の日英の違いを考慮したエッセイ。なるほど、そういうことか、と納得いった。”日本では道で囲まれた平面が重要”、なるほど!アメリカに行ったときに、地図を見ていて、道の名前とかになんか違和感を感じていたことが解決した。
ラウンドアバウト」…イギリスで交差点に多い交通システムについての提言。日本でも採用しろと、そういうことを言っている。でも、正直日本ほど交通量が多い国ではどうかと思う。
と、このあたりから残りはあまり面白くなかったので、目を通す程度に読んだ。
うーん、海外の動向とか考え方を”伝える”ことを目的としたエッセイは、このインターネットが普及した世の中ではあまり面白くなりえないなぁ、とそういうことばかりに思考がいく。
むしろ誰かのBLOGの方が面白い。