「常識として知っておきたい日本の三大宗教―神道・儒教・日本仏教」

無宗教と言われている日本。でもなんか信じてるものはあるよなぁ、という思いと、最近読んでいた本で宗教の経典とか逸話の引用がされていて、ちょっと、一通りの宗教について知っておきたいと思い、BOOKOFFでみつけたこの本を買って読んだ。

常識として知っておきたい日本の三大宗教―神道・儒教・日本仏教 (KAWADE夢文庫)

常識として知っておきたい日本の三大宗教―神道・儒教・日本仏教 (KAWADE夢文庫)

神道儒教、仏教の3つを比較しながら、少しずつ説明をしてくれているので、とても分かりやすい。
うちの実家の様子とか見ると、というか、よく分かってなかったのだけど、いろいろやられていた行事とか習慣があるのだけど、この本を読みながら、あぁ、あれが仏教の部分か、これが神道の流れか、と面白く読めた。
中学、高校とかで勉強した歴史の一部とかも再び出てきて、でも、こういう一連の流れとか、理由をつけられて説明すると、ものすごい分かりやすく理解できた。
その中でいくつか納得したことがある。
一つは「キリスト教の"GOD"を“神”と訳したことは間違いである、という考え方がある」ということ。
なるほど、日本で神というと、数ある神の一つでしかない、というイメージが、暗黙のうちに頭の中にあると共感できる。つまり、唯一神というのが日本人には直感的に分かりにくい、ということだ。
そう考えると、日本人であるキリスト教信者の方々の神に対する考え方、というものをちょっと聞いてみたい。八百万の神のなかの神なのか(まぁ、そうではないと思いますが)、でも他の神を否定するぐらいの唯一神として信じているのか、ということ。
他にも、仏教と神道の融合の流れとか、そこに儒教も交えてきたり、面白い。
最後の章では仏教の有名な神の説明があるのだけど、これがいい。
宗教ってそんなにねぇ。。とか考えてる人には、まずこれを読んで欲しい。僕は、宗教をとても身近に感じられるようになりました。
で、、うちの宗派ってナンダロ・・