「ダ・ヴィンチ・コード」

単行本で発売されたときから気になっていた「ダ・ヴィンチ・コード」が文庫本で発売されたので、早速買って読んでいた。

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

ダ・ヴィンチ・コード(上) (角川文庫)

なんだか、思ってたよりも、アクション映画っぽいというか、ハリウッド映画っぽい展開や演出だった。表現もビジュアル的で、映画化されたは納得というか、脚本も簡単だろうな、と思う。
しかし、それなりに面白くはあるんだけど、そこまで大ヒットするほどのことなのか?と疑問符をつけざるをえない。
自分は、ヨーロッパの美術史とキリスト教の関係とかのサワリ部分は知ってるのだけど、聖書は読んだこと無いくらいのレベルなので、そのあたりを知ってたら、もうちょっと楽しめたのかもしれない。これはアメリカのホラーが悪魔とかに基づいていて、日本人が怖がることが出来ない、というのと近い理由。
タイトルにもなっている暗号部分は、、うーん、どうだろ。一つはすぐに分かってしまったし、ちょっと雑な暗号だなぁ、とか思ってしまった。
まぁ、ハリウッド大衆映画を見るような感覚で読めば十分楽しい。それ以上ではない。単行本で買わなくて良かった。